心の垢離

さしずめ文章の家庭菜園のようなもの。

【FGO】Lostbelt No.4 感想

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ゆうべ終わりました。ネムリヤモリです。

はじめに言っておくと、ぜんぜん悪くはなかったけど私は中国のほうが好き。

 

では見ていきましょう。

 

 

よかったところ

「人心を神から離すとその民ごと消されちゃう! さてどうするか」以降の盛り上がりですね。神の空岩は(「神の」っつってたし)アルジュナの切り札的ななにかだと思っていたので、予想外に痛快な展開が見られたという体験は貴重でした。「ハリー・ポッターとアズカバンの囚人」が顕著だけど、ああいう過去干渉系のお話は好きです。遅くともカリが守っている時点で気づけという話ですが。

付随して終盤、神性マシマシの大盛りインフレ具合がいかにもインド神話! というスケールの大きさとお得感に満ちていて個人的にはグッと来ました。霊衣でまた見せてくれるのも嬉しい。

 

登場人物に関しては、ペペロンチーノがたいへんいいキャラだったと感じます。

察しのよさから来る諦めということでしたが、開き直ったりするのではなく、マシュ(主人公陣営)を含めた元Aチームと自分自身の気持ちの両方、どころかアルターエゴ勢にまで誠実に向き合う姿には好感を持ちました。お互いに補い合う格好になるアシュヴァッターマンとのコンビもハマっていましたね。幸い生き残ったようなので、今後の活躍も楽しみにしたいところ。

 

ホームズの出番もありました。

何言っても鼻につきそうで喋らせるのがいかにも難しそうな彼ですが、今回は世界の成長の余地について文明の発展と絡めた独自の視点を披露してくれました。終盤でも「汎人類史はもっとも困難な道、だからこそ……」と盛り上げに一役買うなど、なにげに北欧でのバリツを彷彿とさせる活躍ぶりだったと思います。

 

それから演出面で、一枚絵と適切なBGM挿入が多くて臨場感がありました。中でも新所長の活躍は印象深かった。

バトルでもゲストのサーヴァントに礼装みたいなのがついてて、これも非常に良かったと思います。こういうのを1部のころからずっと待ってたんだよ。素晴らしい。

 

ふつうだったところ

またかよと言いたくなる疑似サーヴァント追加に加えて、ところどころ一瞬引っかかる人選ではありました。

ただ、人選が先にあったとしたら(これは私の勝手な考えです)後付けの割に「この場面はこの人物でなければならない。彼/彼女であることで初めてお話が成り立つ」という必然性はよく表現されていたように見えます。

ちょうど「千と千尋の神隠し」でニガダンゴを半分だけ使い、もう半分が後で活きてくる場面のような、無理のない「わらしべ長者」感というか。無理があるかどうかは完全に感覚の話で恐縮ですが、いろいろ制約があっただろう中で上手にまとめはったな、というのが率直な感想であります。

 

バトル面。

なんか最後急に難しくなったよね。それまではワルキューレで雑に進めたから油断してました。硬いバーサーカーって弱点ないようなもんですよ。

あと道満はまだバトルキャラのモデルないんかいとツッコミを入れたくなりました。でも式神だったという話らしいので一応納得はしておきます。

 

よくなかったところ

最後さあ、アジャイさんのことを思い出させに行く意味、あった?

序盤がそこまででもなかったことと、締め方がこれであるせいで中国の読後感ほどではないなと私は感じるところです。

 

異聞帯を元通り剪定するということについても、(慣れてはいけないというテーマなのは承知したうえで)もう4回目なわけじゃないですか。割り切れとは言わんけど、これ毎回やるつもりなのかと思うとどうしてもゲンナリはします。

汎人類史を通すか死ぬかのどちらかしか無いのなら、かつその選択を委ねられた立場であるのなら、主体的な決断が必要だと思います。ちょうど自分の意志で「異星の神」の手を取ったクリプターのようにです。そうして精神的に同じ土俵に立つことで意地のぶつかり合いというか、熱い展開が生まれるのではないでしょうか。今回ペペロンチーノさんの考えがわかったこともあって、今後そういう方向にシフトしていくのかもしれないけれども、それにしたってちょっと状況に流されすぎ・成長が遅すぎのような気がしますね。

 

以上の考えを押し付けるつもりはありませんが、こういうわけでやや感情移入できなかった、ということでした。

 

あと、人心を神から離そうとする行いはどう考えても真っ先に目をつけられそうでしょ。

ここは「ふつう」の項で述べた、無理のある「お話の都合」感が透けて見えてイマイチでした。

 

総括

当ブログはFGOに関してあまあま加点方式を採用しているので、「読んでいて楽しさ体験が得られたかどうか」に最も重きを置いています。最終的には冒頭で申し上げたような結論になりますね。

ただ、よかったところ一色ではないということをお伝えしたかった。読みながら湧いてくるいろんな感情をコネて形にし、残ったものが焼き上がりだけだとしても、重要なのはむしろその過程なわけです。私自身、焼き上がりだけ見たとすれば込められた過程にはなかなか気づかない方なので、ここは意識していきたい。

 

と、なんとなくそれらしい感じだけれども大したことは言っていません。

 

おしまいに

シャイニーカラーズですが、ファン数50万稼いでW.I.N.G.で敗退するという愚かすぎるパターンで苦戦しております。理論上、特化が流行3位の週でも勝つことはできるはずなんだ……!

もう一回ブレイクスルーが必要そうな感じ。といいつつフェスイベントは休憩時間。

 

Bloodborneは寄り道エリア攻略のタイミングをいろいろ逃がしながら、一周目赤い月のヤハグルまで来ました。血に渇いた獣はできるだけ早く攻略しておくべきだった(痛恨のミス)

まあ別に何周してもいいしキャラを作り直したって構わないので、恥ずかしくないプレイができるよう練習しつつ、動画作成の準備も整えつつ……ですね。

PCの空き容量は少し増えました。

 

次回はトゥルーエンド報告の記事が書けるように頑張ります。

 

それでは。