心の垢離

さしずめ文章の家庭菜園のようなもの。

【シャニマス】太陽キッスとかいう名曲

ネムリヤモリです。

 

平日更新はなんだか久しぶりですが、聴いてたら(創作意欲みたいなものが)ムラムラしてきたので構わず書いていきます。どうぞよろしくお願いします。

 

今回の題材はこの曲。

 

www.nicovideo.jp

 

 

はじめに

人生において、何回繰り返しても飽きない名曲というものが存在します。

ありがたいことに何曲かあるので、更新のネタに困ったら私の中で温まってきたらまとめてみたいと思います。これはその第一歩ですね。

おもに、曲との出会いや好きなポイントについてダラダラ書いていく予定です。

 

出会い編

端的に申し上げれば、オーディションです。

これは始めたてで勝手がわかってなかったころから「どうも何曲か、特にいい感じの曲があるなあ」という印象がありました。

 

W.I.N.G.準決勝が高い壁であった当時、シーズンごとのノルマのための「そのへんのオーディション」ですらけっこうな激戦でした。そんななかオーディションの展開に沿うかのような曲調で、応援されている! と(勝手に)感じる曲がありました。

「午前だけの授業」あたりで思い出ゲージが貯まり、サビの疾走感も否応なくテンションをブチ上げてくれて「もう勝ち抜くしかない」と思わせてくれるそんな曲――すなわち、「太陽キッス」です。

 

もっともゲーム本編がかなりヒヤヒヤさせる展開だったのもあって、この時点では歌詞とか歌ってる人とかには意識を向けられず、詳細を気にしてモヤモヤする日が少し続きました。

ゲーム内での試聴が可能になったと聞き、さっそく確かめに行ったというわけです。

 

特に曲について、全体的な話

そういう経緯で無事に詳細がわかり、音源を購入するにいたりました。

通して聴いてみると、元気と勢いだけに留まらない複層的な魅力に満ちていることがわかります。まあ冒頭一瞬だけバラードっぽいし、最初からわかってたと言えばそうですけど。

要は個人的に緩急のついた曲が好みで、谷の部分でピアノが効いていればさらにポイント倍点、みたいな単純な感性をしているという話ですね。

 

あとは「ガルパ☆ピコ」に見られたような楽しげなコールとか、ふらいんぐうぃっちの「シャンランラン」でそれが好きであることを発見したハンドクラップ要素もあるし、もう公平な目線で見ようとしても難しいくらいです。加点方式なら際限なくインフレしていくのが目に見えています。

 

歌詞について

普段は曲と歌声の比重が高めで、歌詞って比較的注意してないことが多いんですが、「太陽キッス」は歌詞も秀逸と考えます。

 

まず詩。言葉遊びや押韻がしゃれていて、素晴らしいテンポのよさを生んでいます。

かつ、語感を意識するあまり全体の意味がぼんやりしてしまうということもなく、私の大好きな「押し付けがましくないメッセージ性」要素もバッチリしっかりと満たしているではありませんか。とりわけ印象深いのは「ウズウズしてウズに/ワクワクしてワクを」と「ハイテンション/ローテーション」、そして「明日も We are we だからこそもっと We are free」あたり。

 

ハッキリ申し上げて、この作詞は匠の仕事です。

 

蛇足パート

メッセージ性という言葉が出ました。これを受けて脳内で喚起された勝手なイメージについて言及すると、(私の中では)一日に対する「放課後」と人生に対する「放課後というものが存在する時期」とが対になっているのです。

 

うかうかしているとどちらもすぐに過ぎ去ってしまって、取り返しがつきません。こうしている間にも失われる「今日のきらめき」を彼女らは全力で追いかけ、掴もうとします。

方クラメンバーの相互信頼関係や、皆で歌っている「いま・ここ」がかけがえのないものであり、充実しているけれどもいつか終わってしまうという自覚から、後悔しないように駆け抜けよう! という姿勢が痛いくらいに伝わってきますね。

そしてその様子こそが、ナントカの壁の向こうでボンヤリしている私にとっては眩しく感じられるものなのでした。

 

そのへんの感情がないまぜになり、アップテンポで元気な曲なのに油断すると泣いてしまうわけですね。まったく不思議です。

 

おしまいに

なんか人生がどうとか言い出すと大げさですが、結局はいい曲だということです。

感情を呼び起こし、活力をくれる音楽との出会いに感謝を申し上げ、結びの言葉とさせていただきます。

 

それでは。