お疲れさまです。ネムリヤモリです。
新生活を方便にして更新をサボるとよくない……というわけで、いつもどおり参りましょう。
よろしくお願いいたします。
はじめに
イベントの感想とは関係のない、個人的な反省のコーナーです。
私自身を律するためにいくつか設けた「騎士の誓い(仮)」のひとつ、「あてのないガチャ課金をしてはいけない」が破られました。
次項でも触れますが、カーマのキャラがけっこうツボに入ったようですね。普段であれば「はいはい販促ノルマ達成ね」としか思わないところを、今回はなんか「ぜひうちにも来てもらおう」という気持ちになってホイホイと釣られてしまいました。
まあ予算内で召喚できた(結果が伴わなくともある程度で撤退するつもりだった)からよかったようなものの、問題はその手前……引けるかどうかわからないものに突っ込んでいく姿勢そのものであると考えています。
10ヶ月ほど前に孔明で爆死して以来、そういった経緯で設けた誓いだったわけですが、破ってしまったものは仕方ありません。「今後はますます気をつけよう」ということで、私の意志の弱さと、情けない自分と今後も付き合っていかなければならないという現状を確認し、一層改めるために誓いを新たにするものであります。
それはそれとして、夏コミはカーマ本いっぱい出てほしい。
よかったところ
まずはシナリオですね。いろいろな意見をお聞きしましたが、私は楽しかったです。
まさに時代劇を彷彿とさせる、ちょっとやりすぎなくらいの懲悪っぷりで(言い方はアレですが)無理やりにでもスカッとさせる手法が個人的に好きなのです。我ながら単純ですね。
ちょっとまだHF原作は途中でして分け入った言及は憚られるところですが、その上でカーマについて感じた点を出力してみます。
パールヴァティーとシヴァ・カーマ・マーラという元ネタを桜の人柄で卵とじめいてまとめた……というか。おそらく疑似サーヴァントを出そうっていうのが先にあって、桜ありきで考えたのではないかという印象がありますが、そういう一種の制約があったとすれば、うまいことその範囲内でキャラに落とし込んだなと。
前々から思っている、「疑似サーヴァントという存在自体がちょっとどうなのよ」という問題を今回は考慮しないという前提で、私の目には魅力的に映ったということです。
伝わりにくい場合は、激甘加点方式を採用したんだな、ととらえていただければ幸いです。
もうちょっと魔王たるマーラの色を濃くデザインしてくれても良かったですけどね。あれだと少しいい子ちゃんすぎるように感じました。
それと、「大奥と宇宙」というワケのわからん舞台設定でしたが、神と獣と人、それぞれの愛という3つの切り口から見比べることでわかりやすくなり、かつある程度説得力が出るという構成も読んでいて好感を持ちました。
信綱とお福をはじめ、モータルの強かさがしっかり描写されている(そしてそれがカタルシスの引き金となる)点も私好みですね。
システム面について。
印籠スキルが最終的にめちゃくちゃ強くなっていく(オン・オフ切り替えもできる)のも爽快でした。その分最初はショボかったり強制だったりと不自由な部分もありましたけどね。
探索パートも、まあ「悪かったところ」にも関わってきますけど、フリクエ周回は少なくて済むことと、礼装ドロップなしで限界突破できることはまあ良かったと言って差し支えないと思います。
悪かったところ
探索パートです。
なんやねんあの小出しロード。
なんか1~2行のテキストを表示するためのロードとバトルパートのためのロードがことあるごとに襲いかかってきて、しかもそれらの数がやったら多い。まあテンポの悪いことと言ったらありません。
APもちょっとずつしか使えないせいで寝る前に遊ぶのもなかなか大変だし、かといってまとめて進めるのも厳しい。上で珍しく褒めてみたのをすべて打ち消して余りある、最悪の進行でした。できるだけ消耗の少ない道を進むシナリオに反して結局総当たりになるのも、なんつうか、テストプレイされましたか? っていう感じ。
キレながらやってましたね。
羅生門といい百重塔といい、完成した勢いで実装するのではなくて、数回確認を挟んでもらえば(彼我の関係も)もっとよいものになるだろうに、残念です。
どちらかというと、「これだけ面倒臭かったんだから楽しい思い出が残らなければ嘘だ」との認知的不協和から、偏った評価を捏造してしまったのだと……そういうことかもしれません。
あとさあ、「敵全滅」以外の勝利条件はしっかり明記してください。苦戦してもらうことで感情移入を促すというのは気持ちの上ではわかりますが、不親切でぶん殴るのはちょっと違うんじゃないでしょうか。
ゲームとしての楽しさ・快適さをまず確保した上で、意図を思う存分表現していただければ、と考えます。
まあそうは言ってもこいつ課金しちゃってるので。
ネットで言われてるカーマ像よりもチョロいです。
おしまいに
ぶーたれてみましたが、少なからず楽しさ体験があったのも事実です。この感覚は大切にしていきたい。
育成の方も、QPが無視できない度合いで目減りしてきたのと、ちょいちょい新しいサーヴァントが来て種火も常に足りないという嬉しい状況が続いています。次のボックスに期待しつつ。
次回はバンドリのお花見イベントについて、たいへん気に入りのストーリーだったのでどこがどう良かったのかを昔書いたSSに照らして考えてみたいと思います。積極的に恥をかきに行く。
頑張って今週末予定。
それでは。