▲出演致しました
この話題について単独で記事を書くのは初めてかもしれない。
これまで明言はしてこなかったけれども、まあその、そういうわけなのである。
こちらは学生当時お世話になったクラブであり、定期演奏会はOBOGにも5年ごとに参加の機会が与えられる。
私は卒部以来、楽器の購入に踏み切れず少し遠ざかっていて、前回の合同演奏会(55回)は客席で聴く立場だった。その時に厚かましくもステージ側がとても眩しく見えてしまい、それが復帰の原動力となったことは疑いの余地がない。
それからの経緯は過去の記事で述べた通り、楽器購入後の活躍はいわばシーズン2にあたる。
今回は夏頃に参加意志の聞き取りと楽譜の送付があり、10月より月2回程度、本番まで都合9回ほどの練習を重ねた。私の環境だと練習会場まで片道2時間かかることもあり、1回参加すると土曜日がそれで終わってしまうのだが、フタを開けてみれば毎回私の姿があったという。
答えは簡単、弾けなかったからだ。
レベルの低い話でたいへん恐縮なのだが、あくまで合奏であるため曲の進行に合わせて自分の楽譜をなぞれる(音が取れている)だけでは「弾ける」ということにならない。これはギターヒーローさんと後藤ひとりさんの関係を見れば明らかであろう。
要するに初回練習で危機感を覚えた私は、個人練習で仕上げるということはなぜかあまりせず、横着にも戦いの中で成長しようとしたわけだ。そしてその甲斐は確かにある程度あった……とは思うのだが、全日程を通して拙い演奏で周りに迷惑をかけた実感があり、本当に自業自得なんだけど悔いが残る。
一方本番の舞台はといえば、練習に参加した度合いで席順が決まるため、第二部でパートリーダーの隣に配置されることになってしまった。
www.youtube.com▲ちょうど指揮者の右斜め前の位置だ
おわかりいただけるだろうか。最前列である。奇しくも現役最後の定期演奏会と同じ。
「あの時と一緒だな」「お前いつもそこにいるな」
こう書くと自虐風自慢のようだが、率直に言って力不足。決まった以上は、ということでもう必死にやったものの、結局どこか付け焼き刃というか、終わってみれば私自身もっとできたよな、と感じるところ大であった。
いずれもとてもよい曲であり、弾きながら楽しかったのはもちろんそう。
切り替えていく。
今回の練習を通じて、演奏しながら気をつけるべきポイントを新たに認識する機会がたくさんあった。今更こんなことを言っている時点でもうアレなのだが。現役当時、いかに適当にやっていたかという話。
ともかく、そうした(あえてポジティブな表現をするが)伸び代がまだあるわけで、シーズン1の私はさすがにもう超えたと考えている。ますます頑張りますので懲りずに呼んでください……はい……
話題と直接の関係はないが、並行して観ていた遊戯王GXで前田隼人さんの「自分で自分の限界は決めないんだな」というセリフに本当にハッとさせられた。その通りなんだな。
終わり。