心の垢離

さしずめ文章の家庭菜園のようなもの。

ヤモリ、「ぼっち・ざ・ろっく!」にハマる

私です。

以前バンドリで何度か記事を書いていたとおり、バンド女子ものが好きなんですよね。

メンバーの交流をはじめとしたストーリーテリング要素とライヴシーンの格好良さ(あと曲の良さ)、どちらもおいしいから……(単純)

いまはアニメ観て原作漫画を電子書籍で買い、3巻まで読んだところ。

当初はぼっちさんの妙にリアリティある奇行描写がけっこうキツく、共感性羞恥というのか、身につまされる感じがして少し苦手だった。しかし彼女を取り巻く環境が基本的にとてもあたたかく周りの人が優しいのでなんだかんだ受け入れられていく様子には他人事ながら思わず安心。我ながらちょろいのである。

次に挿入歌やEDがたくさんあり、ちゃんと結束バンドさんの曲なのが気に入った。特に「なにが悪い」は可愛らしいデフォルメと丁寧な音ハメがとても印象的で、ここに貼っておくから今一度観よう。

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とても良かったですね。中指は……あれは人差し指だから……

そんなわけでApple Musicで聴こうと考えたところ、もうアルバムが出てしまっているではないか。結束バンドさんの『結束バンド』だ。つくづくエゴサのしにくそうなお名前だが、収録曲は実際、豪華。前述のとおり目当ては「なにが悪い」だったけれども、最も好きになったのは「小さな海」だ。

こういうときに気持ちをもっとうまく言葉にできればと強く思う。要するに共感できる歌詞が心地よいメロディに乗って届く相乗効果を体験し心が揺さぶられたということなのだが、霜月はるかさんの記事でも同じことを言っていた気がする。私にとっての「良い曲」の条件というか、まあそういうのが好きなのかもしれない。

曲に関しては1サビまでとアウトロの静かな部分、特にサビのドラムが聴いていて心地よい。結局詳しくないのでフワッとした言い方になってしまうが、2番~ラスサビの激しい部分と対比してメリハリをつけながらも詩に込められた感情が芯となって一貫しているあたり、構成の妙というか詩と曲が違和感なくひとつになっているように感じてとてもその……良い。これらを同時に聴けるのは非常に贅沢だと思った。アニメに出てこなかったのがもったいないくらいだ。架空のMVやライヴシーンを想起せずにはいられない、そんな曲。

 

話は変わるがバンドの演奏の様子について前から思っていたのが、私自身(別に隠していたわけではないので言ってしまおう)大学でマンドリンクラブに所属しオーケストラの一員としてやらせていただいていたのでその感覚が強く、つまり①指揮者がいないと合わせるのが大変ではないか ②楽譜なしでよく演奏が成り立つな ③曲の合間の調弦等は大丈夫なのだろうか などという細かい懸念だ。大丈夫なら別に問題ないのだけれど。実際そのへんはどうなんですかね?

そこへ行くと文化祭ライヴで急遽スライドギターをやるシーンなどはまた印象的だった。

 

さらにさらに、音楽からも離れた部分について書く。

先に述べたようにぼっちさんの成長物語としても今後が楽しみなので、なんとなく仲良さそうにしている様子はそれだけで心洗われる。いわゆる「ぼっちハーレム」というか、若干誇張したようなファンアートも好きで、けっこうpixivで拝見しているし、個別のカップリング要素とかも楽しみのひとつと考える。原作と一緒にアンソロ本も買ったのは英断だったと思う。

個人的には店長さんが好きなんだ。

あとは原作とアニメとで重なる部分や補完されている部分の違いを味わうのも乙だよね。アニメもう一周してもいいな。

 

今回は特に進行が迷走しているが、構わず今の私自身(音楽面のあれこれ)についても少しだけ。

大学のクラブでの活動(以下「現役」)にはもちろん期限があり、それは4回生の定期演奏会なのだが、かなり綺麗に区切りがついたと自分では思っていたのでその後しばらくブランクがあった。現役時はクラブの楽器を使うことができたが、以降の活動には自前のものが必要だったことも大きい。またマンドリン(マンドラ・テノール)というやつはけっこうするんだこれが……

そんな感じでいたところ、奈良の「まほろば」という団体さんに声をかけていただき、ぼちぼちと再開してからまあ2年くらい経ったかなという感じである(曖昧)

思い切って楽器を購入したものの復帰当時のワザマエは我ながらひどいもので、頭では覚えているのに現役時の動きができずもどかしい思いをした。気持ちの面でも私の物語としては現役で一度終わっているので、語弊があるかもしれないが前作主人公のようなイメージでいた。とはいえ活動が続く以上いつまでも他人事ではいられず、やはり練習は重要だ。

やっていれば体も思い出してくるのか、今では現役当時と同じくらい、いや多少は記録更新できているか……? 程度には動けるようになった。レベルの低い話で恐縮だが未だに楽譜の読み間違いや左手の押さえ間違い(特に臨時記号)などが少なくないので反省しつつ、現役当時は不遜にも「弾けてるからままええわ」の精神でいたのが改善点を認識できた、ということで成長要素とさせてください。なにげにこの話はこれまでの記事で一二を争う恥ずかしさだ。

弦楽器というのは弾いていると左手の指先が硬くなってくるものだが、練習をサボっているとすぐに元通り柔らかくなってしまう。また柔らかい状態で急に弾くと痛くて仕方がない。私もこの展開は避けたいので定期的に触れるようにはしているのだが、なかなか毎日とはいかず難しい。ここは現役当時の方が恵まれていたと思う。自分で工夫して時間を作るんだよ! まあそれはそう。

 

なんだかんだあったが、ふたたび芽が出て今後も続けていけそうなのはとても良いことだと思っている。引き続き頑張ります。

欲をいえば耳コピの技術を伸ばせば好きな曲を好き勝手弾けて楽しそうではある。

 

書き疲れたので終わる。