心の垢離

さしずめ文章の家庭菜園のようなもの。

【ネタ出し】リレー企画のやつ(喜多博士の仲直り大作戦!)(仮)

〜これまでのお話〜

 

◆時系列の進展

6月〜翌年始

 

◆ひとり

・沈黙が苦手

「私が上手く話そうとしても、話せないか、無理に話して失敗する。けど他人にばかり話させていても、いずれ話題が尽きるし、自分の事を話そうとしない私から離れていってしまう」(#1)

・仲良くなりたい、でも同時に分を弁えなければならない

「寂しくて、惨めで、喜多さんと一緒にお昼を食べたくて泣いてたなんて言える訳なかった」(#1)

 

◆郁代

・ひとりのことが知りたい、話して仲良くなりたい

「後藤さんの瞳にはまだ不安と遠慮の色が見える。だから、不安も遠慮も無くなる様に何度でも言ってあげる」(#1)

・そのための手段はまだ手探り

「思えばずっと、彼女のことを振り回してばっかりだ。これでよかったのだろうか。彼女につらい思いをさせているだけじゃないのか」(#3)

・ひとりも同じ気持ちであったことが嬉しい

「驚いたような顔をしたひとりちゃんは、しかし、優しく握り返してくれる」(#3)

 

◆お互いのこと

・(ひとり)憧れ

「笑顔が眩しい。雨なのに〈太陽〉がそこにあるようだった」(#2)

話題を振れるようになっている

「あっ、あの、きた……喜多さん」

 ひとりちゃんが言う。

「もっ、もうすぐ、冬休みですね」(#3)

 

・(郁代)友達以上の気持ち? 自分でも整理しきれていない

「喜多は少し放心したが、雨の音すら掻き消す〈胸の鼓動の煩さ〉で我に返った」

「喜多には人付き合いの多い自信があったが、流石に〈誰かを支えたい〉と思ったのは初めてだった」

「自分には無い〈特別〉を持っている彼女に対して抱くのは不思議ではない〈感情〉だ。しかし憧れとは何かが違う」

「でも今はまだ『伝わらなくてもいい』と思った。だってこの〈気持ち〉はまだ芽を出したばかりで、どんな〈花〉が咲くかなんてわからないじゃないか」(#2)

 

・二人称変化の過渡期

「引っ込み思案で恥ずかしがり屋のひとりちゃんからすれば、呼び名を変えるのは結構な覚悟が必要だったはずだ。正直かなり嬉しい。ふたりの間の絆が、前よりも強まった気がする」(#3)

 

~今回のお話~

 

(原作3巻)お泊まり会の直後、押入れを覗いては反射的に逃げ出してしまったことを後悔する郁代

帰る途上の電車、脳内で放送されているのは「ダーウィンが喜多!」

しばらくぶりの登場となった喜多博士が好き勝手しゃべっている

「後藤さん⋯⋯ひとりちゃんの生態には、まだわかっていないことも多いわ」

「『内面を知ろうと近づいてみたけれど、うまくいかなかった』というおたよりが番組にも寄せられているの」

(おたよりコーナーあったのね)

いつの間にか撮影スタジオに移動している郁代

博士と向かい合う自分の様子を見れば、なぜか調査隊風の衣装に着替えている

「そこであなたには、追加の調査を依頼しようと思うわ」

せっかく仲良くなってきたのだから、逃げ出すのは本意でなかった、ということに遅れて気がつく

(命じるのも私なら、向かうのも私ってわけ? こういうの、あの子の影響かしら)

こんな状況でも共通点があることはなんだか嬉しい

「作戦を発表するわね」

いわく、鍵となるのは引き続き会話を試みること ただしひとりのペースに合わせて

 

・逃げてしまった(逃げられてしまった)ことを私以上に気にしているのでは

・サシでじっくり話し合う……のは苦手な様子(たぶん経験と容量の問題? 成績悪いのもそれが一因では)

→まずこちらの意図を伝える:押し入れの件は予想外だったこともあり反射的に引いてしまった、ごめんなさい

後藤さんのことをもっと知りたいけれど、会ったことのないタイプの人だし、よくわからない部分とか、知ったところで合わない点も正直あると思う

でも、だからってごと⋯⋯りちゃん自身を避けたり嫌ったりすることに直結するわけじゃない

むしろちょっとやそっとで嫌ったりしない、短いけど積み重ねがあるから

うぬぼれや気のせいじゃなければ、ごと⋯⋯とりちゃんからも同じことが言えると思う そうでしょう?

だから、一度にまとめるのがしんどいならひと⋯⋯うさんのペースで構わない

対面でも、LOINEのチャットでも、電話でも なんでもいい 間が開いても話題が飛んでも全然大丈夫、たくさん話そう

私は、これからもっと仲良くなるのにこうするのがいいと思った

ひと⋯⋯とりさんも、要望があったらなんでも言ってほしい

 

⋯⋯ということを押し付けがましくないよう気を付けて伝える

 

「最終的に、あなたがまた気兼ねなく名前で呼べるようになれれば、作戦は成功よ」

(私だと思って簡単に言ってくれるわね やってやろうじゃない)

 

ふと瞬きすると車内に戻っている

耳の奥には博士の声が残っている

 

「君は僕で、僕は君なんだ⋯⋯か。本当に、その通りよね」

 

仲直り大作戦の始まりだった

 

「ごとーーりちゃん!」

次の登校日、ひとりに話しかける

瞬間、パッと表情が明るくなるのが嬉しい……が、すぐに曇ってしまう

やはりどこか気まずい

 

作戦の内容を率直に伝える

 

それからの二人は、途切れ途切れにいろいろな話をした

通学の合間、ギターレッスンの前後、アルバイト中や寝る前……(夜は早めな二人)

そうしてやり取りを始めると、存外にひとりはよくしゃべる(郁代は無自覚だが、ひとりからも心を許しているということがわかるように……こう、うまいこと書く)

 

改めてひとりの物語を、彼女の考え(感じたこと)とともに聞きたい/逆もまた然り

やはり正反対な部分が多く「理解し合える」とは到底言えないものの、共通点もある

それこそ、バンド活動を通じて自分を変えたいと思っているところなど

また、お互いの欲しいものを既に持っているという考え方もあるのでは

 

milky way要素:作詞について向き合う(ネタが散らばりすぎ? 文字数厳しければ考える)

通話の頻度もぽつぽつと増えてきて、今や次子に負けないくらい

信頼も少しずつ戻ってきた?

 

そんな年度末(季節の描写入れつつ)

ふと気づくきっかけは……(雑にならないように!)

こうしたやり取りを提案したこともそうだし、最中もひとりのことを懸命に考えては、控えめな笑顔を見せてくれるのがどうしようもなく嬉しくて⋯⋯そこまでしたくなる気持ちとは、つまり

 

心の中には、いつの間にか、当たり前に一本の花が咲いている

開くのをずっと待っていたような、あっという間だったような

花びらは郁代が目にしたことのない色で、明らかで、鮮やかだ

現にすっくと伸びたそれは、彼女への思いを声高に叫んでいる

 

ああそうか、私、ひとりちゃんのことがーー